木造住宅の現場監督になろう。

木造住宅の現場監督に必要な知識を解説します。

鎮め物

地鎮祭の最後に神主から渡される。

 

基礎着工の際に基礎の下に納める為、そのまま施工会社が預かる事が多い気がする。

 

一般的には基礎の中心ぐらいに納める。

ただ色々なパターンがある為、納方に関しては斎主に尋ねるのが無難。

 

今まで出会ったパターンだと鎮め物が複数あり、鬼門などの方角側に封筒の口を鬼門に向けて鎮めるや水晶などと言ったものもある。

なんなら鎮め物が無いこともある。

直会

地鎮祭の最後に神に捧げたお神酒などで乾杯する儀式。

意味としては忌の状態から平穏に直るという意味。

 

斎主が音頭を取り乾杯する。

 

雰囲気としてはこれから工事がんばりますという感じがする。

本来は飲む必要があるが、口をつけたが最後車で帰れなくなるため香りだけ味わう。

 

残ったお酒は土地へ撒く。

玉串奉奠

地鎮祭で行われる儀式の一つ。

玉串を捧げ、神様への崇敬の心を表す儀式。

 

斎主から玉串を奉納し、施主や施工業者もあとに続いて奉納する。

 

奉納の仕方としては、斎主の前に進み一礼をし玉串を両手で受け取る。

受け取る時は基本的に右手側に葉、左手側に茎が来る。(気にしてなくてもそうなるように斎主が渡してくる。)

そして、祭壇の前に進み一礼をする。

一礼をしたら手の位置は変えずに葉を上にし、時計回りに玉串を回転させる。

茎を上にしたらそのまま祭壇側に茎を向けて奉納する。

奉納後は二礼二拍手一礼をして席に戻る。

 

葉を上にした時に少し溜めると慣れてる感がでる気がする。

 

 

穿初

地鎮祭で行われる儀式の一つ。

鍬入れとも呼ばれ、祭壇の前に立つ笹の根本に盛られた砂にを掘る儀式。

これから工事を初めますという意味。

本来であれば、その後掘った場所に斎主が鎮め物を埋め、鋤入れを行うがあまりやらないイメージがある。

 

斎主に一礼し、斎主から渡された鍬を持ち盛砂の前に進み一礼する。

「えい、えい、えい」と3回掛け声をしながら掘る振りをしながら3回目で盛砂を少し掘る。

鍬を両手で持ち斎主に鍬を返して一礼し、自分の席へ戻る。

 

鋤入れを行う場合は同様の手順で鎮め物に砂をかぶせる。

 

一般的には鍬入れを施主・鋤入れを施工会社が行うのが正式らしいが斎主によってまちまちである。

何なら穿初自体やらないパターンも存在する。

それを別の斎主に伝えたらありえないと言っていたがやらないからと言って別に有り難みが変わるわけではないと思うし、神様に報告する心が大事なので斎主に合わせて進めるのが無難だと思う。

 

現場監督が行う場合ここで元気よく掛け声を上げることで施主への好印象を与えられる。(気がする)

四方祓

地鎮祭で行われる儀式の一つ。

 

お米やお塩、切麻などを土地の四方に撒き土地を清める儀式。

北東(裏鬼門)から清め右回りで四方を順番に清める。

地域によっては最後に中心や、四方以外も清めることがある。

 

斎主だけで行う場合もあれば、施主や施工業者が参加する場合もある。

 

 

四方に撒く際の作法

一礼した後、角に向かって左右左の順番で撒く。

 

撒くものは最後まで撒ききる必要は無く気をつけないと最後まで保たないので、少し控えめに撒くと失敗しにくい。