木造住宅の現場監督になろう。

木造住宅の現場監督に必要な知識を解説します。

祝詞奏上

地鎮祭で行われるる儀式の一つ。

斎主による氏神様への新築への安全祈願の事。

祝詞と呼ばれる奉書紙に書かれた言葉を読み上げる。

 

祝詞の内容は斎主によって異なる。

施主名・住所・施工会社名などが含まれることもある。

 

この祝詞が書かれている奉書紙は折り方が決まっており七折れ半と呼ばれるように7つと半分になるように折られている。

祝詞が書かれている部分は1つ目と最後の半分を除いた6つの折り目の間に書かれている。

 

主に地鎮祭の中で一番眠い時間。

施主もここで船をこいでいる姿を時折見かける。

献饌

斎主により、献上酒のお神酒や野菜や海鮮等の神饌を神に捧げる行為。

 

斎主によって瓶子の蓋が開けられるなどの動きがある。

 

・お神酒

祭事などに用いられる神様に捧げるためのお酒。

神饌の一種。

 

・神饌

神様に捧げるためのお供え物の事。

 

・瓶子

お神酒を入れるための白い容器。

苅入

地鎮祭で行われる儀式の一つ。

鎌入れとも呼ばれ、祭壇の前に立つ笹の根本に盛られた砂に植えられた草を狩る儀式。

これから工事を初めますという意味。

 

本来であれば幼い子供が行うのが正式だが、基本的に大人が行う。

 

斎主に一礼し、斎主から渡された鎌を持ち盛砂の前に進み一礼する。

そして、しゃがんで右手で鎌を持ち左手で草を握る。

「えい、えい、えい」と3回掛け声をした後草を抜き、盛砂の横に置く。

鎌を両手で持ち斎主に鎌を返して一礼し、自分の席へ戻る。

 

一般的には設計者がやるのが正式らしいが斎主によってまちまちである。

そもそも会社によっては地鎮祭に参列するのが現場監督のみなども普通。

何なら苅入自体やらないパターンも存在するが、それを別の斎主に伝えたらありえないと言っていたがやらないからと言って別に有り難みが変わるわけではないと思うし、神様に報告する心が大事なので斎主に合わせて進めるのが無難だと思う。

 

現場監督が行う場合ここで元気よく掛け声を上げることで施主への好印象を与えられる。(気がする)

 

基本的に敷地に生えている草を使うのだが冬場だったり、造成直後なんかは草が無いこともしばしばあるので早めに現場について草を探しておくのが無難。

地鎮祭

現場が始まる前に行い祭事。

その土地の氏神様に挨拶をし、土地の利用の許可を得る為に行われます。

主に工事の安全と住む人の繁栄を祈る意味で行われる。

 

必ず行わければ行けないものではなく日本古来の風習。

施主次第で行わない場合もある。

 

様々な儀式があるが宗派によって多少の違いがある。