木造住宅の現場監督になろう。

木造住宅の現場監督に必要な知識を解説します。

苅入

地鎮祭で行われる儀式の一つ。

鎌入れとも呼ばれ、祭壇の前に立つ笹の根本に盛られた砂に植えられた草を狩る儀式。

これから工事を初めますという意味。

 

本来であれば幼い子供が行うのが正式だが、基本的に大人が行う。

 

斎主に一礼し、斎主から渡された鎌を持ち盛砂の前に進み一礼する。

そして、しゃがんで右手で鎌を持ち左手で草を握る。

「えい、えい、えい」と3回掛け声をした後草を抜き、盛砂の横に置く。

鎌を両手で持ち斎主に鎌を返して一礼し、自分の席へ戻る。

 

一般的には設計者がやるのが正式らしいが斎主によってまちまちである。

そもそも会社によっては地鎮祭に参列するのが現場監督のみなども普通。

何なら苅入自体やらないパターンも存在するが、それを別の斎主に伝えたらありえないと言っていたがやらないからと言って別に有り難みが変わるわけではないと思うし、神様に報告する心が大事なので斎主に合わせて進めるのが無難だと思う。

 

現場監督が行う場合ここで元気よく掛け声を上げることで施主への好印象を与えられる。(気がする)

 

基本的に敷地に生えている草を使うのだが冬場だったり、造成直後なんかは草が無いこともしばしばあるので早めに現場について草を探しておくのが無難。